BIOS設定

BIOS設定とはパソコンを動作する上での一番基本となる設定です。
BIOSにはいろいろな種類があり、またマザーボードごとにも種類があります。
ここでは一番使われているAwardBIOS(これしか使ったことがないです・・・)の
おおまかな設定方法を載せておきます。


最低限必要な知識
「Enabled」は有効、「Disabled」は無効と覚えてね。


BIOS設定画面の呼び出し方法
AwardBIOSの場合起動画面のうちに「Delete」キーを押します。


BIOS設定の項目別説明
細かい設定までは載せてないです。よくわからないし面倒だから♪

STANDARD CMOS SETUP
日付設定、HDDの設定、FDDの設定などを行うメニューです。

Date/Time
システムクロックの日付と時刻を設定するものです。
大概のマザーボードは台湾製なので時刻が1時間狂ってます。
日本時間に再設定しましょう。

Hard Disks
マザーボード搭載のIDEコントローラーに接続されているHDDの設定をします。
通常は「AUTO」でOKです。
CD-ROM Driveなどは認識させる必要はないので「None」にしておいてOKです。

DriveA/DriveB
DOS/Vは通常FDDがA、Bドライブになります。
これはFDDの種類を設定する項目です。
普通は1.44MB(3.5インチ)なので「1.44MB,3.5in.」にします。
FDDが1台の場合はDrive Bは「None」でOKです。

Floppy 3Mode Support
PC-9801で使われていた1.2MBを使う時には「Enabled」にします。
ただし、ドライブが3Modeに対応してなければなりません。

Video
ビデオカードの種類により設定しますが
普通のビデオカードはVGAなので「EGA/VGA」にしておけばいいです。

Halt On
起動時のエラーチェックの種類を設定します。
「All Errors」にすればすべてのエラーでシステムが停止します。
お好みに応じてどうぞ。

BIOS Features Setup
いろいろ細かい設定を行うメニューです。
基本的な設定もあるので要チェックですよ。

Boot Virus Detection
ブートセクタに書き込みされるとき警告を表示して注意を促す機能です。
ブートセクタにウイルスが進入されるとき警告するので通常は「Enabled」にしましょう。
ただしOSインストール時のブートセクタ書き込み(FDISK等)をおこなうときは「Disabled」にしてね。

CPU Level1 Cache/CPU Level2 Cache
Level1(CPUコア内蔵)、Level2(セカンドキャッシュ)の有効/無効の設定です。
これはもちろん「Enabled」にしましょう。

Quick Power On Self Test
起動テストを簡略化するかの設定です。簡略化すると起動スピードが速くなるので「Enabled」でしょう。

HDD Sequence SCSI/IDE First
起動ドライブをIDE上のHDDにするかSCSI上のHDDにするかの設定です。
これは各自の環境に合わせます。

Boot Sequence
起動ドライブの優先順位を設定します。
フロッピーディスクから起動する場合もよくあるので「A,C」がいいんじゃないですか。

PS/2 Mouse Function Control
EnabledにするとPS/2マウスのためにIRQ12を確保します。
USBマウスやシリアスマウスを使う場合は「Disabled」にするとIRQ12を解放できて
他の機器にIRQ12を使えるようになります。

OS/2 Onboard Memory > 64MB
64MB以上のメインメモリを搭載したパソコンでOS/2を使用する場合に「Enabled」にします。
Windowsなどを使用する場合は「Disabled」にします。

Video ROM BIOS Shadow
ビデオカードのBIOSをRAMにコピーして起動時間を短縮できるようにします。
やっぱり「Enabled」でしょ。

C8000-CBFFF to DC000-DFFFF Shadow
ビデオカード以外のBIOSを持った拡張カード(SCSIカードなど)の対応したアドレスを「Enabled」にすると
そのカードのBIOSをRAMにコピーして起動時間を短縮します。
これは「Disabled」でも構わないでしょう。

Boot Up NumLock Status
起動時に「NumLock」をONにするかの設定です。
テンキーがあるキーボードなら「ON」にした方がいいよ。

Typematic Rate & Typematic Delay
文字入力時のカーソルの設定ですがWindowsなどのOSではOS上で設定できるので
意味ない項目ですね。ここはデフォルトのままでOKです。

Chipset Features Setup
チップセットの設定をします。
なかなかマニアック設定もあったりするので注意してね。
特にメモリ廻りは気を付けないとヤバいよ。

SDRAM Configuration
メインメモリの仕様設定です。PC100メモリは自分自身の仕様情報を持つ
SPDに対応しているので「By SPD」に設定すれば自動的に最適化されます。
レイテンシとか自分で設定したいなら2Tとか3Tとか選んでね。

PCI2.1 Support
PCI仕様2.1の拡張カードを使う場合に「Enabled」にします。
今時のカードはPCI2.1なので「Enabled」にします。

Onboard Serial Port1,2
シリアルポートの設定です。「Disabled」にすればIRQが解放できます。
IRQ&アドレスの変更もできます。

Onboard Parallel Port
パラレルポートのIRQ&アドレスの設定です。

Parallel Port Mode
パラレルポートのモード設定です。
双方向通信通常速度の「ECP+EPP」でいいんじゃないかな。

Onboard PCI IDE Enabled
M/B上のプライマリIDEとセカンダリIDEの有効無効ができます。
SCSIのみのパソコンなら無効にすればIRQ14,15を解放できます。
IDEを両方使う場合は「Both」にします。

IDE 0 Master/Slave PIO/DMA Mode,IDE 1 Master/Slave PIO/DMA Mode
IDEに接続された機器の転送モードを設定します。
「Auto」に設定すればOKです。

Power Management Setup
パワーマネジメント(省電力)機能の設定です。
私は省電力から復帰するのを待つのが嫌いなので全部無効にしてます。
よってココは割愛します。

PNP and PCI Setup
PCIバスの設定をします。

PNP OS Installed
Plug&PlayOS(Win95系)を使うときは「Yes」にします。
有効だとOS起動時にIRQをOSが自動設定します。

USB IRQ
USBを使用する場合は「Enabled」にします。

VGA BIOS Sequence
AGP、PCIのビデオカードを両方搭載した場合、どちらのビデオBIOSを優先するのか設定します。
普通は「AGP/PCI」だろうね。

Load BIOS Defaults
設定がめちゃくちゃになってトラブルが発生したときに選択します。
高機能をを無効にし軽い設定に変更されます。

Load Setup Defaults
BIOSを初期設定に戻します。

Supervisor Password and User Password
システムパスワードを設定します。個人使用の場合は必要ないでしょう。
面倒くさいし。

IDE HDD Auto Detection
IDEハードディスクのパラメータを検出してStandard CMOS Setupに反映してくれます。
特に使用することはないと思います。

Save & Exit Setup
BIOS設定を保存して再起動します。BIOSをいじくったあとはこれを選ぶこと。

Exit Without Saving
BIOS設定を保存しないで再起動します。いじくりすぎてわけがわからなくなったら
これを選んでね。


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